まぐろぐ

ゆるゆる備忘録。

25歳女性が身だしなみから女子力を考える

ある日曜日の昼下がり、暑すぎてアイスを買いに行こうとコンビニに行った。

家からコンビニまではおよそ100m。途中信号を渡らないといけないが、ほんのちょっとの距離と時間で到着する。

 

私は部屋着のまま、上着を羽織った。このご時世であるからマスクは必須。しかし顔面は生まれたままで(いわゆるすっぴん)髪の毛は寝癖と判断されない程度に整え、財布と携帯とマンションの鍵だけ持って、靴下は履かずサンダルで出かけた。日差しはさほど強くはなかったが、外に出た瞬間の熱気は凄まじい。

 

同じタイミングで、同じマンションから同年代らしき女の子が出てきた。彼女はピンク色のフリルのブラウスを着ていて、足がきれいに見えるショートパンツ、ヒール、小さめのショルダーバッグを肩から下げ、日傘をさしている。そして、同じ方向に向かって歩き出した。

 

これから彼氏とデートだろうな、と私が思っていると、彼女、私が向かうコンビニへと入っていく。暑いし、飲み物でも買っていくのか、とその時は思った。

 

私がアイスを選び、会計を済ませて外に出ると、先ほどの彼女が再び日傘をさして、もと来た道を戻ってゆく。そして、彼女はそのまま数十分前に出てきたマンションの中に消えていった。

 

まさかたった100mを歩くだけであんなにちゃんとした格好をしていたのか。私は非常にびっくりして、とっさに「女子力、高いな」と思ってしまった。

 

しかしそもそも「女子力」とはなにか。私と違って彼女のように、身だしなみを整えて出かけることが女子力なのか。でもそれなら男性だって当てはまるのだから、女子力というのは違うのでは?

 

そう思って「女子力」を検索した。Google先生の1番トップに出てきた意味は「女性が自分の生き方を向上させたり、自身の存在を世の中に示すために使う力を指す言葉」と出た。つまり前半の文章からは女性ひとりひとりによって「女子力」は異なっているということだ。なるほど。

転じて後半。ものすごい牽制と若干のイタさを感じる。というか、前半と比べるとめちゃくちゃ独りよがりな気がするのだが。前半の意味を採用すると、ひとりひとりが「女子力」と思っていることは違うので、自分の中の「女子力」をアピールしたところで評価の対象にはならない気がする。

 

私の言いたいことが伝わっているか微妙だが(おそらく伝わっていないです、文章力の低さです…)、「女子力」というものは、自分の中で決めるものであって他人を評価するものではないということと解釈した。だから他人に向かって「女子力」が高いだの低いだのと言うのはナンセンスである。

 

つらつら書いたが、結局私の中の「女子力」はなにかわからない。しかし女子力うんぬんに限らず、外へ出る時は最低限の身だしなみを整えようと思う。

年齢的にもう「女子」とは言えないが、生き方を向上させるような「力」があるなら、ぜひ見つけてみたいものである。