コンビニ比較するつもりだったのにたい焼きへの愛を語ることになった
コンビニとは素晴らしい施設だと思う。
convenienceの名の通り、めちゃくちゃ便利である。小腹が空いた時、喉が渇いた時、ご飯作りたくない時などの救世主である食材から、以前私をGから救ってくれた殺虫剤のような生活用品まで揃う。
フランスに卒業旅行に行った時、飲み物を買いたかったのか、近くのコンビニを探したのだが見つからず、日本のコンビニはなんて便利なんだと実感したことがある。少なくともそれくらいは私の生活になじんでいる。
私の家の近くにあるのはセブンイレブンさんなのだが、大学、大学院生時代に近くにあったのはファミリーマートさんである。ローソンさんも大好きなのだが、これまで住んだ土地の近くにあまり存在しなかった。
私は大学院生時代、ほとんど毎日ファミマに行っていた。
昼食はもちろん、実験やら修士論文の執筆やらが長引いたときは、夕食もファミマさんにお世話になっていた。ファミマに行きすぎて、「新商品」のシールを見なくても新しい商品か古いものかわかるくらいだった。そして行きすぎて少し飽きるレベルだった。しかし今、近くにファミマさんがないので恋しい。
ファミマでおすすめの商品は、「クリームたい焼きカスタード」である。これはほんとに絶品だ。これを食べたくなって家から遠いファミマに行くことすらある。
そもそも、この「クリームたい焼きカスタード」は冷蔵商品で、シュークリームとかエクレアと同じところに置いてある。いやたい焼きってカリカリに焼いててあんこが中につまってるやつじゃん、これたい焼きの概念崩しすぎじゃね?しかもカスタードは重いな…と私は食わず嫌いだった。だから、冷蔵スイーツの棚に行くとシュークリームを買っていた。
しかし、同じ研究室の先輩、後輩がおやつに買ってくるのは「クリームたい焼きカスタード」なのである。これおいしいのか?と聞くと、これが1番おいしいと返ってくるのだ。
おすすめされたら買うしかない。商品を持つとかなり柔らかい。少なくとも「たい "焼き" 」ではない。
でも、パッケージを開けてひと口食べたとき、その優しい柔らかな口あたりが最高だった。もちもちである。そしてカスタードは甘ったるい感じはなく、生地のもちもち感と滑らかさがマッチングしていた。
おいしすぎる!!これはシュークリームの地位を脅かす存在だ。ずっと冷蔵スイーツの棚に置いてあるなとは思っていたが、これが理由だったのか。
おいしすぎて一瞬で食べてしまったが、1個で十分満足感が得られるのも、この「クリームたい焼きカスタード」のいいところである。
私は食わず嫌いだったことを恥じた。たい焼きじゃないとか思ってごめんよ。
書いていたらとても食べたくなった。
明日、ファミマに行くかもしれない。